主な治療(物療)機器

物理療法などの治療機器

超音波骨折治療器(アクセラス)

骨折の治療では、整復固定後(手術やギブスのあと)は、骨が自然に修復するのを待つことになります。しかし近年、超音波により骨折の治療を促進させることがわかり、治療器として応用されるようになりました。骨折部位に1日1回20分低出力超音波パルスを照射することで、正常な骨折修復が加速され骨癒合までの日数の短縮が期待できます。

ウォーターベッド

ベッドに寝た状態で水圧によるマッサージが受けられます。心地よい刺激で循環し、全身のコンディションを整え、肩から腰、下肢にかけての筋肉・腱・靭帯の凝りをほぐし、血行の改善を促進します。リラクゼーション効果も期待できます。

能動型自動間牽引トラックタイザー

頸椎の変形を矯正し、神経の圧迫を除圧して痛みを和らげます。

能動型自動間欠牽引スパートラック

腰椎の軽度の変形を矯正し、神経の圧迫を除圧し血流を改善し痛みを和らげます。

マイクロウェイダー(磁気加振式温熱治療器)

磁気・振動・温熱の3つの作用により血液の循環を良くし、コリといたみをやわらげます。

干渉波治療器カイネタイザ

干渉波で痛みや炎症を緩和、改善します。また高電圧を使って目的とする部位の深部組織まで届く波形での治療で、短時間でも優れた疼痛緩和・拘縮の改善等の効果が期待できます。

レーザー治療器

レーザーをピンポイント照射し、筋肉の痛みを和らげます。さらに、腫れの軽減や内出血の減退に対しても効果を発揮します。

干渉電流型低周波治療器ダイナミッド

表面電極を返して生体に電流を流し神経や筋を興奮させる一種の物理療法の補助機器です。
刺激を繰り返し行うと特定の部位の筋群が強制的に収縮を起こし痛みの改善や筋力を維持増進することができます。

SSP(低周波)

刺さない鍼(はり)治療として効果が期待できる低周波治療器です。筋肉や神経を刺激しコリや痛みを改善します。

中周波ポラリス

低周波より高めの周波数を用いることにより深部の筋肉を刺激することで、腰などの間接の深部の痛みを改善します。

干渉波スーパーカイネ

周波数が異なる2つの電流を患部に流し、体内に生ずる干渉波の大きな電気エネルギーで筋肉を収縮させ血流を改善し、疼痛緩和、筋肉増強、筋萎縮予防、拘縮、組織の損傷の修復などに効果があります。

マイクロタイザー

患部を温め血行を改善し、筋肉や神経の緊張を和らげて組織の治療促進や鎮痛を図ります。

近赤外線(アルファビーム)

近赤外線の光が、体の深部まで浸透して血流血量を増大して新陳代謝を促進します。
筋肉の凝りや痛み、関節痛などを和らげます。

ブーツ型エアーマッサージ器(メドマー)

空気圧によって下肢(足)全体のマッサージを行い血行が促進され、血液を心臓に返す手助けとなります。

ホットパック(ハイドロタイザー)

槽内のお湯で加熱したパックを患部に当てるだけで、気持ちよく温熱治療をおこなうことができます。血流を増大させ、痛みを和らげます。

自転車エルゴメーター

固定式の自転車を用いて、有酸素運動、持久力トレーニング、心肺機能の向上を図ります。また股関節や膝関節の滑らない運動のために用いることがあります。

大腿四頭筋訓練器

大腿四頭筋を鍛えることにより、膝の痛みを和らげ歩行能力を改善し変形性膝関節症の進行の予防や病状の軽減を目的に治療を行います。